確かに、普段着慣れない着物に関しては「?」だらけです。
ましてや、7歳の七五三に着て行く着物って言われると、ホント悩みどころです。
こちらでは、そんな疑問だらけの「七五三・7歳のお祝い。着付けに必要なもの」に関して、解り易く解説していきたいと思います。
・七五三の7歳のお祝い。相応しい着物とは?着付けに必要なものをご紹介。
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七五三の7歳のお祝いは、女の子のお祝い
七五三の7歳のお祝いは、「帯解きの祝い」と言われ、女の子のお祝いです。
地域によっては「紐解き」や「紐直し」とも言われています。
では、この帯解きのお祝い。
どうして、そのようなお祝いが誕生したのでしょうか。
7歳の七五三のお祝い。その所以とは?
幼いうちは、帯の代わりに着物に付け紐(甚平のようなもの)を身に着けます。
しかし、成長するに従って紐を取り去った着物を身に着け、大人のように帯を用いはじめます。
これは、子供から大人への成長を表していますが、元々は女性の元服とも言われる「裳着(もぎ)の式」が帯解きの由来だと言われています。
因みに裳着(もぎ)とは?
室町時代には、今現在の「帯解きのお祝い」と言われるようになり、9歳の年に行われる儀式として、男の子に対しても行われていたようです。
7歳の女の子のお祝いが「帯解きのお祝い」となったのは、江戸時代に入ってから。11月15日に執り行われるようになったのも、ちょうどこの頃からだそうです。
七五三の『帯解きのお祝い』とは、要するに「女の子は7歳にもなると、一人で帯を結べるようになり一人前の女性である」と言った、成長を示す儀式でもあります。
また、この年齢まで無事に育った報告と、今後も健やかに成長していく事を願う為、神社に詣でて祝詞をあげてもらう行事となったようです。
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七五三・7歳の着物:着付けに必要なものとは
さて、ここからが本題です。
7歳のお祝いの着物。そして、身に着ける小物はどんなものが相応しいのでしょうか。
【七五三】7歳のお祝いに相応しい女の子の着物とは
先ず、着物に関しては身体に合わせて「肩上げ」や「おはしょり」、又は、「腰揚げ」をした友禅模様の絵羽つけや、総柄の友禅模様を用います。
肩上げ | 本裁(大人の寸法)を子供用に仕立てる時、裄(首から手首までの長さ)に合わせて詰める事。 |
おはしょり | 自分の丈より長めに仕立てた着物を着る際、腰の辺りでたくし上げた部分を指す。ちょうど帯の下に当たる部分がおはしょり。 |
腰揚げ | 着物の丈を腰の部分で縫い合わせて調節する事。成長に合わせて長さが調節できる。 |
絵羽付け | 模様の配置方法の「付け下げ」の一種。裾全体の模様が縫い目をまたがって、一体化している絵柄。 |
襲(重ね)は、「縮緬(ちりめん)」や「綸子(りんず)」の赤やピンクの紋織り。
柄は、無地か鹿の子絞りの無垢仕立てにして揃えるのが正式です。
しかし、子供にとっては「比翼仕立て(ひよくじたて)」の方が良い場合もあります。
縮緬(ちりめん) | 縦糸に撚り(より)の少ない糸を。横糸には撚りの強い生糸を編み込む事によって、平織りの生地の表面には凹凸ができ、独特の縮みが生まれる。 |
綸子(りんず) | 生糸を用いて織った厚みがあり光沢(ツヤ)のある絹織物。 |
比翼仕立て(ひよくじたて) | 着物を二重に着ているように見立てる為、袖口や振り、裾回しにだけ二重に仕立てる方法。 |
長襦袢は、前身頃から衿をかき落とす「四つ身裁ち」。
袖は「無双袖」で裾は引き返し。裄と着丈は長めにして肩揚げ、腰揚げをしておきます。
四つ身裁ち | 着物の裁ち方の一つ。身の丈の4倍の長さ+袖丈の4倍。 |
無双袖 | 長襦袢に用いられる袖。表裏は同一の布で仕立てられている。 |
帯は、「作り帯」より丸帯を用いて可愛らしくし演出します。
また、帯締めは綿織りなどの「丸ぐけ」か紅白の組みひもを使用します。
帯揚げは赤い鹿の子絞り。
「しごき」を結んで「筥迫(はこせこ)」を挟みます。
作り帯(結び帯) | 背中の帯の結び目(お太鼓)が予め作られている帯。一体型と胴と結び目が分割されている2種類のタイプがある。 |
丸ぐけ | 帯が解けないように帯の上から締める細い紐。丸い棒状にして芯に真綿を入れたもの。 |
しごき(扱帯の略) | 1枚の布をしごいて帯の上から締める帯。現代では綸子などを用いて両端に房飾りが施されている。七五三と花嫁、舞妓さんの衣装に用いられる飾り帯。 |
筥迫(はこせこ) | 襟元に挟み込んでおく装身具。手鏡や櫛、懐紙など小物を入れておくポーチの様なもの。胸元の飾りとして用いられる。 |
草履に関しては、畳表のぽっくり(木履)か布製の草履を合わせます。
七五三の着物 着付けの料金相場とは
着物の着付け。
心得のある方ならまだしも、まったく経験のない場合はプロにお願いする事となります。
着付けに関しては、一度教わるとある程度出来るようになるようですが、やはりプロが仕立てるのとは雲泥の差。特に着物の着崩れに関しては、顕著に表れます。
ましてや7歳の女の子となると、ある程度大人の着付けに近い技術(帯締め)が必要となってくるので、やはりプロに任せる方が無難ではないでしょうか。
では、そこで気になってくるのが『料金』です。
一般的には、髪の毛のセットもあるので、美容院での着付けとなってくるでしょう。
また、自宅で着付け師を呼んで行ってもらう場合もあります。
さて、一般的にはどれ位の金額相場となるのでしょうか。
美容院での着付
もちろん、お住まいの地域や店舗によっても料金設定はマチマチ。
その為、明確な基準をご紹介する事は出来ませんが、7歳の七五三の着付けに関しては『最低7,000円~』というのが一般的のようです。
セット内容によりますが、メイクや帯の代わり結びなども頼むと1万円を超えて来る金額となるようです。
ここで大事なのが、親御さんがどこまでやってもらいたいのかを予め明確にしておく!という事です。
そして、美容院側にしっかりと見積りを出してもらい、納得した着付けをしてもらう事が重要となってきます。
七五三の着物:出張着付けの料金
プロの着付けと言えば、着付け師による出張着付けです。
着付け自体の料金は意外と良心的で、美容院での価格と同額、もしくわ割安(7,000円以下)に設定されている所が多いようです。
ただ、出張費用(交通費)が別途掛かる点が気になるところでしょうか。
料金の基準としては、エリア内にある主要駅を基点に公共交通機関を使っての交通費としているところが一般的です。
また、事業所によっては複数人の着付けの場合は、交通費を無料にしている所もあります。
近所のお子さんと同じ日に予定されている方や、お母さんの着付けも一緒に行う場合などはおススメです。
七五三の着付け:神社で丸ごと!
「忙しいので七五三の準備が出来ない!いっぺんに準備がしたい!!」
そんなご家庭にピッタリなのが、神社で丸ごと用意するという考えです。
まさに、身一つで七五三が出来るという方法です。
料金に関しては、約40,000円ほど。
オプションなどを付けると10万円を超えてくる料金設定もありますが、貸衣装や写真撮影、祝詞料。そして、全て同じ場所(神社)で行える事などを考えると、非常にリーズナブルな設定と言えます。
また、食事に関しても前もって予約をしておけば、併設の会館や近所の料理屋での食事を準備してくれます。
家族だけでなく、親族も含めての七五三となると、こういったサービスは非常に助かるのではないでしょうか。
『七五三 7歳(帯解き)着付けに必要なものとは?』は、以上となります。
7歳ともなると成長期を迎えどんどん体型も変わってきます。そうなると着物の購入に躊躇されるご家庭も。やはり、そうなるとレンタルでしょうか。着物レンタル店などは豊富なデザインを取り揃え、価格もリーズナブルに設定しています。しかし、神社に参拝してからまた戻って返さなくてはなりません。その点、神社のレンタルだとそんな手間も掛からず非常に楽です。お子さんにとっては、長時間着物を身に着けるというのは想像以上に大変ですし・・・。
それでも着物を買ってあげたい!
七五三の着物。特に7歳の着物に関しては、大人の着物と余り変わりがありません。
その為、1点づつ揃えるとなると非常にコストが掛かります。
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七五三 着物 正絹 7歳用 四ッ身着物 結び帯・箱せこセット 最近では、全てセットになった商品が主流となり、また非常に価格が抑えられています。 新品価格 |
七五三のお祝いにオリジナルケーキは如何ですか?
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そして、七五三のお祝にはこんなケーキは如何でしょうか。
それは、似顔絵がデザインされたオリジナルケーキ。
イラスト風な似顔絵がデザインされたケーキから、実際の写真をプリントしてデザインされた特別なケーキなど、世界に一つだけのオリジナルケーキを注文する事が出来ます。
事前に撮影した『七五三の写真』を使ってオーダーするのも良いかも知れません。
叔父さん叔母さんから姪っ子、甥っ子へのプレゼントとしてもおススメです。