大勢の前で喋ること自体緊張します。ましてや披露宴会場でのスピーチ。
失礼があってはいけません。
私自身、同僚の立場でのスピーチは経験がないのですが、実際スピーチされた方に少しお話しを聞いた事があります。
汗をかきながらも、首尾一貫した内容で、非常にコンパクトにまとめられたスピーチでした。
こちらでは、そんな「同僚のスピーチ」に関して、文例を交えながら解説していきたいと思います。
・結婚式 同僚のスピーチの文例
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結婚式・披露宴でのスピーチ:同僚のスピーチの注意点
勤め先の同僚。
多分、日常の生活において最も多く顔を合わせている間柄ではないでしょうか。
また、身内が余り知り得ない仕事場での新郎新婦の姿を知っているのも同僚です。
ただ、ここで注意したいのが、当人の不利益になる事を喋ってしまう事です。
他にも、気を付けておきたいマナーがありますので、確認していきましょう。
【同僚のスピーチのマナー ①】会社の利益・不利益
披露宴には不特定多数、色んな関係者が列席しています。
その為、「裏を返せば、自社のPRを行うには打って付けの場所である!」
と、考えてしまう方もいるかも知れません。
また、その意思が無くても、知らず知らずスピーチに盛り込んでしまっているケースもあります。
新郎新婦や親族、参列者にしてみれば余り関係の無い話で、良い印象は持たれません。
あくまでも、主人公は新郎新婦です。
スピーチの構成は新郎・新婦を中心とした内容で考えて下さい。
またその逆に、ついつい仕事場での不満がスピーチの内容に反映されてしまう!なんてケースもあるようです。
そう、会社の不利益となる内容です。
例えば・・・。
一見美談の様にも見えますが、聞いている側からすると会社批判と捉えられ、余り良い気分にはならないでしょう。
会社のPRや不利益な内容は、披露宴でのスピーチではタブーです。
くれぐれもご注意を!
【同僚のスピーチのマナー ②】新郎新婦の暴露話
暴露話と聞くと、いかにも!と言った感じで、「そんな失礼な事は喋らない!」と誰しも思うで事しょう。
しかし、実際スピーチを行う立場になると、同僚でしか知り得ない話題を『ユニーク』に伝えたい!と思うようです。
そう!人は自分しか知り得ない話題(情報)を、ついつい話してしまいたくなる性分に駆られるのです。
仕事の関係上、新郎新婦が不利益に立たされる場合も考えられますので、注意が必要です。
【同僚のスピーチのマナー ③】過去の恋愛話
友人代表でのスピーチでも、この手の問題はよく取り上げられます。
まさに、当人しか知り得ない情報です。
過去の恋愛話は、一見フランクな内容でユニークに感じられるのかも知れません。
実際、新郎新婦の了承を得てスピーチを行っていた人を見かけた事がありますが、親族席の様子を伺うと非常に気まずそうにされていました。
ましてや、職場関係の過去の恋愛となると、仕事への影響も考えられ、それ以前にプライバシーの問題ともなってきます。
この手の話は、披露宴では避けた方が無難でしょう。
【同僚のスピーチのマナー ④】友達感覚な話(くだけた内容)
スピーチの目的は、その当人から見た新郎新婦の人となりを参列者に紹介しながら、祝福のメッセージを伝える物です。
しかし、同僚や友達の目線となると、どうしても「くだけた話の内容」となってしまいます。
実際、友達同士の会話の様なくだけたスピーチをされている方を見掛けた事がありますが、会場は微妙な雰囲気でした。
新郎新婦にとっては、親近感があり問題ないのかも知れませんが、披露宴会場には幅広い年齢層。そして、色んな立場の方が参列しています。
社会人としてのマナーにも反し、非常識な人と捉えられますので、くれぐれも注意してください。
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結婚式 同僚のスピーチ 例文
同僚に関わらず、結婚式のスピーチには基本的な構成があります。
それがこちらです。
② 自己紹介
③ 自分が知っている新郎新婦のエピソード
④ 新郎新婦へのエール・メッセージ
⑤ 締めにもう一度『祝福の言葉』
こちらの構成を基本に例文をご紹介していきたいと思います。
また、同僚のスピーチに関しては、職場での出来事が中心となるでしょうが、一つのエピソードに絞って内容をまとめた方が良いかも知れません。
尚、お祝い事には相応しくない言葉や数がありますので、下記記事を確認しておいて下さい。
知らず知らず使ってしまっている場合がありますので、注意が必要です。
結婚式のスピーチ 例文:新婦の同僚の場合
結婚式のスピーチ 例文:新郎の同僚の場合
因みに、スピーチのアクセントとして偉人や哲学者の名言なんかも付け加えれば、更に厚みを増した内容となるのではないでしょうか。
用いる際は、その名言を発した人物の紹介も少し加えると良いでしょう。
冒頭で、スピーチをされた方に話を伺ったと記載しましたが、その方も相当緊張されていたようです。多くの人の前で喋った経験が殆ど無かったようで、スピーチする際も喉がカラカラに渇き、緊張のあまり声が震えていた、と仰っていました。見た感じは到底そのような状態だったとは思いもしませんでしたが、その人と曰く、「声が出せる場所があったら何度も原稿を見て大きな声で音読していた。」と話してくれました。・・・同じ境遇の方。試してみては如何でしょうか。
『結婚式のスピーチ 同僚の場合【例文】』は以上となります。