確かに、祝儀袋のデザインって様々なスタイルが販売されていますが、実際どれを選んだら良いのかよく解りませんよねぇ?
しかし、どうも祝儀袋の選び方にも決まり(マナー)があるようです・・・。
こちらではそんな「祝儀袋の選び」に関して、お祝いによっての選び方や、包む金額に合った祝儀袋の選び方などをご紹介したいと思います。
・お祝いによって。包む金額によって違うも違う祝儀袋の選び方。
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祝儀袋を選ぶ前に!祝儀袋のデザインは大きく分けて3種類
実は、祝儀袋は使われる地域によって違いがあります。
同じ食べ物でも食文化の違いにより、関西と関東で呼び名が違ったり使われている材料も違ったりする場合がありますが、まさに祝儀袋にも当てはまります。
しかし、最近ではコンビニや大手100円ショップなどでも取り扱われる様になり、地域性が薄れているのも事実です。
祝儀袋:地域によって違うデザイン性
こちらでは、祝儀袋の基本となる3種類のデザインについてご紹介したいと思います。
ここで言う3種類のデザインとは、お金が入った中袋を包む袋(上包み)に関して説明しております。
祝儀袋 たとう折り
関東で一般的に使われるのが、この「たとう折り」です。
後ろ側の折り返しが上面より少しはみ出ているタイプで、慶事では「喜びで上を向く」と言う縁起の良い意味もあります。
この「たとう折り」。ご祝儀や香典に使われる上包みとしてはもちろん、神社などのお守りやお札を包む袋としても用いられています。
因みに、『畳折り』や『多当折り』と当て字にするようです。
祝儀袋 ふろしき折り
関西で多く使われているのが、この「ふろしき折り」です。
別名『関西折り』とも呼ばれ、まさに風呂敷でお金を包んだようなデザインが特徴的です。
祝儀袋 ひだ折り
こちらも関西で使われている「ひだ折り」という祝儀袋。
実際は『大金封』と言い、従来の祝儀袋よりも一回り大きいサイズの祝儀袋を指します。
最近では、見た目の鮮やかさ(ひだの様に鮮やかに折られたデザイン)から、通常サイズの祝儀袋にも用いられ、関東の方でも利用されるようになってきました。
祝儀袋 印刷された略式タイプ(印刷)
水引や熨斗(のし)が印刷されている略式タイプの祝儀袋です。
祝儀袋に包む金額とのバランスもありますが、結婚式などの様な華やかで喜ばしい慶事には、やはり避けた方が無難だと思われます。
どうしても仕方がない場合は、中袋に和紙などを用い、祝い金を包むという心使いが必要でしょう。
*このような簡易タイプの祝儀袋には、中袋が付いていない場合が多いからです。
しかし、1000円程の祝金を包むのが相場であるため、婚礼以外の日常のちょっとしたお祝い、心づけなど小額を包む場合に用いる祝儀袋だと考えて下さい。
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祝儀袋の選び方
色んな水引・柄・デザインが豊富にある祝儀袋。
そんな祝儀袋の中から、適切なモノを選ぶのは意外と難しいものです。
そこでこちらでは、それぞれのお祝いに合った祝儀袋の選び方を、2項目に分けて解り易くご紹介したいと思います。
② 包む金額から見る祝儀袋の選び方
お祝いによって違う祝儀袋の選び方
皆さんは、どんなお祝い事でご祝儀を渡そうとお考えでしょうか?
と言うのも、お祝い事(慶事)と一言で言っても、その内容によって様々。
中には、そのお祝いに対して相応しくない祝儀袋もありますので、注意が必要です。
祝儀袋の選び方:結婚祝い・快気祝い
結婚祝いと快気祝い。
この2つのお祝いの共通点は、どちらも「一度で十分!2度は必要ない!」
そう!1回で十分なお祝い事という事になります。
そこでポイントとなるのが、『水引』です!
水引には一般的に3種類の結び方があります。
その中で、『結び切り』と『あわじ結び(あわび結び)』に関しては、結婚祝いや快気祝いで用いられる事となります。
何故ならば、どちらも「もう一度解いて結び直すことが出来ない!」という意味があるからです。
祝儀袋の選び方:出産祝い・入学祝い・新築祝い
結婚祝いや快気祝いとは違い、「何度あっても良いお祝い」もあります。
それが、出産祝いや入学祝い、新築祝いなどです。
これらのお祝いに使われる水引は、『蝶結び(両輪結び・華結び)』と言われる結び方で、「何度でも結び直させる=何度あっても良いお祝い」という意味から用いられています。
また、記念品の贈答の際に渡す『目録』にも、この蝶結びは用いられます。
もし、貴方が祝儀袋の選び方で迷っているなら、先ず、そのお祝いが「何度あっても良いものなのか」という事を考えてみて下さい。
包む金額によっても変わってくる祝儀袋の選び方
祝儀袋選びで次にポイントとなってくるのは、「包む金額」です。
お祝金に合った祝儀袋選びは、いわば基本的なマナーでもあり、不釣り合いな祝儀袋に入れるとそれだけで滑稽に思われます。
是非、金額に合った祝儀袋を選ぶようにして下さい。
包む金額から選ぶ祝儀袋
先ず基本としては、包む金額に対してその金額の約1/100の値段の祝儀袋が目安となってくると言うことです。
常識の範囲内であれば、あまり深く考える必要はありませんが、一応頭に入れておいて下さい。
御祝い金 5千円~1万円 | 祝儀袋 200円~300円程 |
御祝い金 1万円~3万円 | 祝儀袋 300円~500円程 |
御祝い金 3万円~5万円 | 祝儀袋 500円~1000円程 |
御祝い金 5万円以上 | 祝儀袋 1000円~2000円程 |
*あくまでもこの値段は目安であり、地方の慣習やお祝い事によっても変わってきます。
祝儀袋の選び方:友人や同僚の場合
最後に、友人や同僚への結婚祝いのご祝儀に関してご紹介したいと思います。
「チョッとユニークで変わった祝儀袋に包みたい!」と思われている方も多いのではないでしょうか?
こちらでは、管理人の個人的な嗜好で気になった祝儀袋をご紹介しています。
注意点としましては、あくまでも相手(ご家族も含めて)が許容してくれる、という事が前提です。
少しばかり形式から逸脱しているデザインの祝儀袋なので、その辺は参考程度に。
『祝儀袋の選び方:結婚式では?出産祝いは?友達には?』は、以上となります。
先述の通り、最近の祝儀袋は非常にデザイン性が豊かとなり、カジュアルなスタイルも増えてきました。しかし、ご祝儀を渡す相手によっては、スタンダードで格式に沿った祝儀袋を選ぶ必要があります。自分が良いと思って選んだその祝儀袋が、返ってマナー違反となる恐れもありますので、その点を注意しながら選んで頂ければと思います。
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