・中袋を和紙で代用。どう包めば良いの?
・祝儀袋の中袋って入れる向きとか決まっているの?
確か祝儀袋には、封筒みたいな中袋がある筈。でも、何故だか無い・・・。
こんな時考えるのが、和紙や奉書紙でお金を包むという発想。
でも、その包み方が難しい!知っている人の方が少ないのでは?
こちらでは、そんな「中袋の包み方」に関してご紹介したいと思います。
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祝儀袋の中袋 和紙・奉書紙を使ってのお金の包み方・入れ方
最近の祝儀袋には、お祝い金を入れる中包みが付いていますが、簡略化した祝儀袋には、そのまま入れなければならない物もあります。
そういった場合、和紙などで祝い金を包むという、チョッとした心使いがあると嬉しいものです。
また、慶事の様な祝い事の場合、「お祝いが重なる」と言う意味からも、2重にして包むのが礼儀となっています。
いざと言う時、お祝い金の包み方を知っていると、何かと便利です!
【実践】祝儀袋 中袋 和紙・奉書紙での折り方・包み方
慶事のお祝いでは、祝儀袋を包む場合、ふくさ(袱紗)は「右包み(右上・左下)」で行うのが基本となってきます。
中袋にお金を包む際も、先ずは左側を折り、その上から被せる様に右側を折り込みます。
また、上下を折り畳む際も先ずは上から折り畳み、次に下の順で包んでいきます。
*「幸せが、零れ落ちないように受け止める」という意味があります。
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◆ 手順その① お札は新札を使い、表に顔が来るように置きます。 その際、自分に向かって平行にお札を置くことがポイントです。 |
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◆ 手順その② 下の角からお札の底辺に沿って折り上げます。 画像の折り目が斜めにずれています。これはお札を平行に置いてなかった証拠。問題はありませんが、キッチリ揃えたいところです。 |
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◆ 手順その③ 次に、お札の左側面に沿って和紙を左側から折り畳みます。 その際、お札を右側に少し(2cm程)ずらしてから折ります。 |
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◆ 手順その④ お札の右側側面に沿って折り畳みます。 基本的には、左を先に折ってから右側の順です。 |
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◆ 手順その⑤ 次にお札の部分を折り畳みますが、この時、少し余裕を持って畳んでください。 ここできっちりとお札の大きさに折ってしまと、最後の折上げの際、上の折しろの部分がはみ出てしまうからです。 |
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◆ 手順その⑥ これで終わりです。こちらが裏側になります。 最後の折り目が中袋の裏側にしっかり収まっています。ここが長く残っていると、はみ出てしまいます。 |
祝儀袋の中袋(中包み) 慶事と弔事では向きが違う!
中袋(中包み)の向きにも注意が必要です!
下の画像は、表に返して縦に置いた状態です。
折り重なった部分が上にくる場合は「慶事」。下にくる場合は「弔事」となります。
祝儀袋の上包みに入れる際、向きが逆にならないようにして下さい。
また、表と裏の向きにも注意が必要です。
因みに、上記画像の「慶事の場合」では、諭吉さんの肖像画は上になっている状態です。
中袋(中包み)の入れ方に関しては、こちらで詳しくご紹介しています。
・お祝いの場合とお悔やみの場合は、折り方が違う!
・最初にお札を置く時も、お札の裏表に注意を!
・お札はなるべく平行に置く。お札と和紙の折り目は少し余裕を持って!
『祝儀袋 中袋(奉書紙・和紙)お金の包み方』は、以上となります。
先述でもご紹介しましたが、2重にする事は「幸せが重なる」という縁起の良い意味でもあります。
中袋(中包み)の無い簡易の祝儀袋であっても、この様に和紙や奉書紙で包んで、「お祝いの気持ち」を表して下さい。