自由では無い『Free』・・・と言うお話し
「SMOKE FREE」は喫煙可?それとも禁煙? 日本人が勘違いしがちな要注意ワード「free」
「フリー」と聞けば、自由・無料などが直ぐに思い出されますが、使い方によってはまったく別の意味になってしまう事って、知ってました?
恥ずかしながら、私も余り意識したことが無かったので理解しておりませんでした。
確かに、日本人にとってイメージや雰囲気で理解している英語って色々ありますが、これはまさに要チェックな言葉の一つ!
それは、「SMOKE FREE」という言葉。
喫煙者の皆さんにとっては、死活問題です!!
「〇〇 ・フリー(free)」と「フリー(free)・ 〇〇」の大きな違い
フリー・ペーパー、フリー・ダイヤル、フリー・wifi、フリー・タイム、フリー・アナウンサー、フリー・シッピング(配送無料)、フリー・トーク、フリー・パス、フリー・ランス(自由契約)、フリー・アドミッション(入場無料)、フリー・ムーブメント(自由行動)・・・。
などなど、数を挙げればキリが無いですが、フリーの後に言葉が付くと『自由』や『無料』という意味合いになります。
その逆で、フリーの前に言葉が付くと・・・。
タックス・フリー(課税免除)、デューティー・フリー(関税免除)、バリア・フリー、アルコール・フリー、グルテン・フリー、ファット・フリー、ドラッグ・フリー、ペイン・フリー(無痛の)、ポスト・フリー(郵便料金別納の)、ファンシー・フリー(無邪気な)・・・。
と言ったように、後にフリーがつくと『~の無い』という意味になります。
という事は、スモーク・フリーと表示してある場所は、自由にタバコを吸える場所ではなく、タバコの無い場所。要するに、禁煙スペースという事になります。
これからオリンピックも開催され、こういった英語表記がされた場所が増えてくるでしょう。特に東京都心では。
喫煙者の皆さん。くれぐれもご注意下さい。間違ってもドヤ顔でタバコを吸わないように。